お稽古の極み





開封(かいほう)市という中国河南省の地名をご存知でしょうか。




開封は中国でももっとも歴史が古い都市のひとつで、
北宋150年間の全盛期の都であり、大運河の一部が引きこまれたこと
によって交易の便が良く、経済の繁栄を極めたという歴史があります。




街は度重なる黄河の氾濫により土砂に埋没してしまって
外城に囲まれた皇城王宮が残り、現在では鉄塔や大相国寺、
繁塔が当時の姿をとどめています。




私は、この繁塔がいたく気に入りました。

お稽古の極み

 

 


 
繁塔は977年に建てられた煉瓦の塔で開封市に現存する最古の建築物。
当初は9層だったのですが4層以上が取り壊され現在は3層。
土台は地下に埋まっていて、高さは36mになります。




塔身は四角いレンガで築かれているのですが、見所はなんといっても
一つ一つのレンガに、釈迦牟尼、文殊、普賢、観音、羅漢など様々な仏の姿
が彫られてあり、どれも精巧なのですビックリマーク




外壁だけじゃありません。
内壁にも一面、かなりの数の精巧な仏像彫刻が施されています。
ですが、気持ち悪いどころか芸術的価値の高さに感心するばかり。





 

お稽古の極み




そんな感激を表そうと試行錯誤したら
ああいうデザインになっ(てしまっ)た訳です。
教室の仲間には「すごーく宇宙的な感じ」と言われてマス・・・べーっだ!




さすがに、一つ一つの仏像は描けませんでしたが、
そのかわいらしくも思える雰囲気をあえて点にしたところが
自分なりに一番ウケていますにひひ