観て来ました、『チェ 28歳の革命』。
ベニチオ・デル・トロ、確かにチェ・ゲバラに似ています。
この映画は私がこれまで観たゲバラ関連の作品の中で
一番戦闘的描写が繊細な作品。
革命軍の組織体勢、厳しい規律、生と死・・・。
チェ・ゲバラの人間性だけに留まらず、
武装革命のリアルシーンの訴求力はかなりのもの。
『チェ・ゲバラ&カストロ(2002年:米国 監督デヴィットアット・ウッド)』では
はしょられていた、山岳地帯で貧しい農民達がどんどん仲間に加わって
ゲリラ隊が強大になっていく様は、実はとても重要なシーンの一つ。
どうして、少数の革命軍が2万人の政府軍を圧倒、革命を成功
させることが出来たのか、チェ・ゲバラの指揮官としての腕前は・・・
「なんとなく」が「ちゃんと」わかる映画。
革命に参加してるかのように興奮できますよ。
キューバの農村や街並みも
キューバを訪れたことのある人なら、かなりうなずけるはずです。
スペイン語の響きもいいです。
「やっぱりカストロとの確執が原因なんだな」と夫。
キューバを去るチェの本音が見え隠れするラストシーン。
チェ・ゲバラという革命家としての葛藤。
つづくパート2「チェ 39歳別れの手紙」も楽しみ☆