お稽古事の仲間から、デジタルアルバム製作を頼まれ、
大好きな作業がまたできると喜んでとりかかった私。
預かった写真もスキャナーし終えたし、次なる作業は・・・






写真の補正。
正直、35年前の写真は、かなりいい色になっており、
それらにどういう補正をほどこしていくべきかが課題でした。













こういう雰囲気好きなんだけど、あまりに色あせが進んでいる
写真は、私の判断で色を再現することに決めました。
空を明るくしたり、肌色をキレイにしたり・・・






でも、気付いちゃった・・・
補正していくと、何となく髪型や服装とかに違和感が出てくるんです。
35年の雰囲気とミスマッチの恐れが・・・得意げ






あーそうかぁ、とひとり思考。
部分的ではなく、全体に鮮やかにすればいいのかな。
その上で、足りないところは色を調整していこう、と。






さて、次の課題。
これは、もっともプライオリティの高い課題。
写真のレイアウト。






自分で撮ったものなら、そのときの情景が浮かぶからいいのだけれど、
写真には必ずストーリーがあるものだから、
他人のアルバムに仕上げるには、ちょっと取材が必要。






そう思って、写真を預かる際に、先輩に当時の思い出を
自由に語ってもらいました。
写真の説明や、その前後の出来事を語るときの表情をしっかりチェック。







その思い入れの度合いで、グループ分けをしたり、大きさを決めたり、
写真の中の表情から判断して、順番を考えたりしていきました。
他人の思い出の中に介入するのはちと、緊張しましたケド・・・







それでも、自分も見た風景があるから、
なんとなくイメージを膨らますことができたような気がします。
そして憧れと尊敬の意をこめて、慎重にレイアウトしていきました。







一度レイアウトしたら、今度は角度調整とトリミング。
どうしても水平じゃない写真はあるし、被写体の位置が
ちょっとズレちゃってる写真もあるから、何度か調整し直し。







出来上がって、一度プリントアウトして仮アルバムを作ってみました。
全体的にモダンにかっこよく作って欲しい、というリクエストにも
応えられたかな・・・シラー






つづく・・・