お皿の裏側って、実は意外と見ないものですよね・・・
33センチの大皿となると、しっかりその裏にも染付けを施し、
空間の広がりと華やかさをまたさらに楽しむことができるんです。
なーんて、もっともらしいことを言ってますが、
私はまだまだ修行の身なので、「七宝」という基本柄を写真のように描くことに。
前回仕上げた、桜シリーズの平皿とお揃いになるわけです。
何度も登場している下絵描き用の「紫インク」。
今回は、水で薄めたものを筆にとり、竹紙へ転写します。
・・・・それにしても・・・・
「墨呉須」という名前だったのかぁ
いつも、紫インクって先生も呼んでたので・・・。
だんだんと勉強になるざんす。
で、細筆でこのように竹紙に描き終わったら、
お皿に3箇所しるしをつけ、中央を合わせて竹紙を置き、
上から筆で水をかけていきます。
こうして数分で、墨呉須がお皿へと転写されるんですね。
この墨呉須で描いた図案は、10回くらい使えます。
また同じ柄を使いたいときに再利用。
なので竹紙は乾かして、とっておきます。
ハイ、こんな感じで3箇所の転写が終わりました。
すると先生、見本に少し描いてくださいました。(見本なので雑だそうだけど)
円の描き方、リボンの描き方、中心線の描き方が参考になります。
でも・・・・・コレは後に消されちゃいました。
お水を含ませたティッシュで拭くときれいに呉須がとれちゃいます。
洗ってもいいんです。(知らなかった~)
・・・とはいえ、一生懸命描いた2つの七宝が
「これは練習だからね。」とあっけなく水に流れてしまうと悲しい。
3つめ。筆がのってきたところから本番スタートしました。
1時間ほど集中して、やっと描きあげました。
リボンの紐の揺れが難儀だったなあ。
中央の十字も、微妙に筆あと残したり・・・・
お恥ずかしいですが、アップ気味でこんな感じです。
いやーやっぱり大皿は大きいだけに、じっくり取り掛かるぞという
気持ちが必要ですな・・・焦ってはダメ
次回は七宝のダミに入ります・・・・つづく
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