そば猪口の染付けを終えて今回から新しい染付け課題に
取り組むことになりました。
先生から「よし!これを描いてみなさい」といわれたのはこちらの柄・・・
色鍋島です。
初めに藍色の下絵付けをしてから一度焼き、
今度は赤と黄色と緑で上絵付けをします。
上絵付けって初めて~
それにこんなかわいらしい桜が描けるなんて
興奮してきました
まずは、いつものように図柄を拡大コピーして
絵柄をトレースしていきます。
とってもこまかくってかなり時間がかかりました。
そしてこれを反転させて、今度は竹紙に写し取っていきます。
この絵を2回描くってだけで、手が腱鞘炎になりそう・・・
でも、美しい絵柄にうっとりです。
何とか描き終えようというとき、先生から助言が。
フチの方は、写し取るだけだとゆがんでいるから修正しながらね、と。
んんん、花びらを中央と同じように描けばいいのかな
と思っている間に完成して、いよいよお皿へ。
たっぷりの水を含ませた筆で、紫インクで描いた絵柄を
お皿へ転写していきます。この作業、いつもプチ失敗・・・竹紙の縮み速度が速くて
お皿が乾いてきたら、描き始めます。
まずは桜の輪郭から。ここは、あとで赤色で上書きするので薄めの呉須で描きます。
あっという間の2時間半で、今週はここまで。
ところで、タイトルの「将軍に差し上げます・・・?」って
鍋島と聞いてご存知の方も多いと思いますが、
私はまったく知らなかったので鍋島のミニ情報をここで。
鍋島焼とは
■江戸時代に佐賀・鍋島藩主が藩直轄の窯で焼かせた日本磁器の最高峰。
■製作の主目的は徳川将軍家への献上。(他藩公への贈答用にも使われた)
■多くが会席膳用の食器のため、サイズが七寸皿(約21㎝)、五寸皿(約15㎝)、
三寸皿(約9㎝)と規格されている。「尺皿」と呼ばれる径一尺(30㎝)の大皿の遺品は
大変稀少。
■種類はおおまかに①色鍋島、②藍鍋島(染付け)、③青磁、の3種類。
■色鍋島の色数は、上絵の赤・黄・緑の3色と、染付けの藍、に限定されている。
初色鍋島、じっくりと丁寧に描きあげてみたくなりました~
- はじめて作る染付の器―基礎から学ぶ本格陶芸 (「炎芸術」特別編集シリーズやきもの入門)
- ¥2,500
- Amazon.co.jp
今日も読んでくださってありがとうございます。
より多くの方に見ていただけるよう、応援よろしくお願いします。
人気blogランキングへ