皆さんは、自分だけのカバンって持っていますか?



私はカバンはブランドものでいつも気に入ったものをずーっと、


ずーっと使い込むのが好き。



でも・・・


どこへ行くにも不便のない、


困ったときには頼りになる!?


そんな自分だけのカバンを


自分でデザインして、


自分で作れたら、


いいでしょう???



都内のとあるコミュニティカレッジの講座で、


「オリジナルバック工房」というのを見つけた。


コミュニティカレッジの授業料は6ヶ月6回、39,690円也。


バック専門学校も調べてみた。





専門学校 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ





ハナサキ・ジュンコ バックアーティストスクール




3ヶ月(月~金)で授業料、約200,000円也。



んんん、こんなにも違うものか・・・当たり前だけど。




とりあえず手軽に通える方でスタートしてみることにしました。




カレッジ第1回目。


教室は先生ひとりに、


6年目のベテランから、


半年の基礎を終えてオリジナルデザインバックの製作に入っている方、


そして私のような超初心者が一緒。




自分の作業台と工具一式(購入 15,000円也)、


そしてバックの材料一式(購入 7,500円也)がちゃんと揃っていました。





へェー、結構お高い道具。



10種類のさまざまな工具を使いこなす自分を想像・・・


バック職人の第一歩だよ・・・!!!



ということで、まずは工業用ミシンの使い方を習います。


構造はもちろん家庭用ミシンと似ていますが、


最も異なる点は、両足踏みだということでしょうか。


この足の感覚をつかむのが、


難しい~!


でも少し練習したら慣れます。



まずバックの裏側を作ります。


ファスナー付き内ポケットから。



合皮を型紙どおりにカッターで裁断(簡単!)


ファスナーとポケットの位置を合わせたら3mm両面テープで貼り付けます。


両面テープ!?


そう、お裁縫でいう「仮縫い」が、一瞬で終わり!


らくちんじゃーん!チョキ



あとは緊張しつつ、ミシンでまっすぐ縫い合わせていくと・・・


できました!




内ポケットとファスナー     

           ↓






ここまでで所要時間2時間半。  結構かかってます?



ここでお昼!お昼はクラスのみんなと教室でとります。これも楽しい。



午後はポケットを中袋となる合皮に縫い付けるところから。






ミシンでまっすぐに縫うことも慣れてきました。


そして最後に本日の最大の難関・・・!



底縫い。



実は半分は先生がお手本として縫ってくれます。


何が難しいかというと、底面となる合皮のカーブ部分を左手で調整しながら


ミシンの速度を最にしなければならないので両足にも神経をそそぎつつ縫う、


これが難しいのです!



でも・・・できました!





じゃーん!!!



そして上部に合皮を縫い合わせると・・・





見事~!



いやーあっという間にバッグの内側が完成しました。


ここまでで2時間半。合計5時間。



日ごろ5時間も何かに没頭することなんてないですよね?


それがこんなに手軽に実現できちゃうんです。しかも、バッグも出来上がってくるチョキ




次回「バック職人への第二歩」は一ヶ月後にUPの予定です。



野谷 久仁子 手縫いで作る革のカバン



革 (2005年版)




三園 麻絵, 長嶺 輝明
デザイナーがつくる手作り革カバン―カバンダッシュ