現在小学6年生。
4年生前半くらいまでは保護者の方とも相談のうえ、
いつの日か学校に戻る前提で、
その時の学年に追いつくよう目標を定めて5教科に取り組んでいました。
忘れたとしても多くのことに触れる機会を…
学校に通っている子どもたちと同じことを…
可能な限り5教科の全単元をやろうとしていました。
はっきりとは覚えていませんが、
いつのころからか授業内容を
「社会に出たときにもっていたらいいよね」
と直結するような内容(知識、技術)に絞りました。
漢字の読み書き、算数の加法減法。
それと同時に、
やっぱり工作とか実験とかわくわくするものも大事だよね、
ということで、
理科と図画工作を合わせたような内容も取り入れてみました。
一応学習っぽく「耐震と制震のしくみ」なんて書いてますが、
楽しく制作して、
楽しく実験して、
『楽しかったね~!またこういうのやりたいね~!』
って楽しい授業の思い出を残したかったのです。
想像以上に生徒さんは喜んでいて、
耐震とか制震とかもうどっかに行っちゃってますが、
大成功の実験でした。
実験は1度ではなく、2週に渡って。
2回目のとき、
『えっ、もう一回実験できるの?!』
と大喜びの生徒さん。
必ずしも毎回同じ結果になるとは限らない、
ということを学んでほしかったのだけれど、
それを学べたかどうかはとりあえずいいかな。
いろんなことにゆっくりじっくり取り組んでいるので、
多くのことはできないけれど、
たくさんやってもそのほとんどを忘れてしまうなら、
少ないものを全部思い出にできたらいいな。
彼女は、いまだに時々ノートを見返して、
『このときこうだったよね、おもしろかったね』
と自ら振り返っています。


