こんにちは!
週末から夏本番の暑さを迎えていますね。
梅雨の涼しさに慣れきっていた体には
辛いですが、夏らしい夏を満喫しよう!と
前向きにも思っています。
早速かき氷を食べました^^
さて、今日は図書館の話をしたいなと思います。
私がこの業界に入ったキッカケは
ズバリ「図書館が嫌い!」というマイナスの
モチベーションからです。
誤解を解くと、図書館建築を見ることや
読書は大好きです。
ただ、図書館というものは
「静かに」「礼儀正しく」といったような
行動をひどく制限され、振る舞いを強制されるようなものという
マイナスなイメージがあるからだと思います。
私の地元の図書館がまさにそのような感じで
職員さんが目を光らせ、そぐわない行動をとった人には
即注意!という場でした。
もちろん、図書館とは本来静かに本を読む場所で
そのような対応が間違っているとは言いません。
ただ、もう少し自由に振る舞い、純粋に読書を楽しんだり
そこに来る人たちとコミュニケーションが取れるような場でも
いいのでは?という疑問がありました。
そのような経験から、理想とする図書館を求め
大学の卒業設計は「公共の書斎空間」という題材にしました。
図書館→書斎空間と言い換えることで
もう少し個人が家にいるような感覚で自由に振る舞える場を
デザインにしたかったのです。
その後は、図書館の設計をしたいという思いで
図書館の管理・設計をしている会社に入社しました。
その会社が図書館以外にも学習環境の設計をしていたことが
学びの場のデザインの興味へと繋がっていったのです。
つまり始まりは図書館!から来ています。
そして図書館はまさに学びの場でありますよね。
実は今でも図書館の設計をすることは良くあります。
大学図書館であったり、公共図書館であったり様々です。
10年くらい設計に携わっていると
図書館のあり方も随分変わってきていることに気づきます。
大きくは「本を読む・借りる・ストックする」「目的を持って利用する」
という場から、「本を利用して学ぶ」「目的がなくても過ごせる」という場に
変わってきています。
それに伴い、デザインも大きく変化しています。
書籍のストックよりも利用者の居心地の良さや
多様な利用ができるように様々な要素と複合するようになってきています。
次回はこの部分に着目して事例とともに
最近の図書館を更に掘り上げたいと思います!!
