こんばんは!

 

 

今日は久しぶりに雨の音で目を覚ましました。

雨の日に外に出るのは大変ですが、家の中で聞く雨の音はとても好きです。

 

 

昨日のブログでラーニングコモンズの話に触れましたが

このことで、驚くべき意見を聞く機会がありました。

 

 

今年に入って、ある大学で行われた研究会に参加した際に

ついこの間まで大学生だったという新入社員の男性とお話をする機会がありました。

彼の通っていた大学にも「ラーニングコモンズ」があったとのことだったので

「どうでしたか?利用していましたか?」と聞くと

「使い方が分からなかったんですよね。」という返答でした。

彼が言うには、今まで小・中・高と四角い箱の中に

みんな同じ机と椅子が並べられた教室で過ごしてきたため

急にグループワークスペース・プレゼンテーションスペースなどと

可動式の家具やホワイトボードなどであふれた空間に身を置いても

どう振る舞っていいか分からないとのことでした。

 

 

これには私も目からウロコ・・・

そうか!いくら場が整備されても、

そこではどのような振る舞いをするのかということを感じ取れなければ、

こちらが意図した使われ方はできないのか!と衝撃を受けました。

それは、均一な空間の中でしか学んでこれない現在の教育環境が

ひとつの原因かもしれません。

空間をどのように活用するか。自分の今の気持ちややりたいことに合った空間とは

どんなものか。というような空間活用能力というのは、”慣れ”が必要であるようです。

 

 

もう一つは、この場合の空間が人の振る舞いを変えるほどの力を持っていないとも言えるかもしれません。

 

 

この話を聞いた時、私は同時にこの2つの課題が明確になりました。

そしてそれを解決できれば、本当に良い学びの空間に近づけるのではないかと考えています!