海辺のトベラ。


 直径1~1.5cmの球形の、果実ができています。中の種子は赤い粘液をもった仮種皮に包まれ、鳥に食べられたり、嘴などにくっついて散布されます。鳥に食べられるほか、くちばしなどに付着し散布されます。花は良い香りですが折れた枝は嫌な匂いがします。

 節分の習慣としてヒイラギ にイワシなどの頭を刺し玄関に飾る風習がありますが、トベラを使う地方もあるそうです。 

  都会に植栽されているトベラではキジラミなどの害虫が発生しやすく、その排せつ物にかびが多発し「すす病」となりやすいのです。大学では「すす病」の教材としても重宝していました。