ユリ科のホトトギスの仲間。

 花びらの斑点模様が鳥のホトトギスの羽の模様と似ているからの命名だそうです。やや開花期が遅い品種なのでしょうか、満開でした。英語ではtoad lilyといいます。無理に訳せば ヒキガエルユリとでもいえるかもしれません。花弁の模様からヒキガエルの模様を連想したようです。一方、白一色など斑点のないホトトギスの仲間も知られています。

 鳥のホトトギスは、「鳴かぬなら~」のフレーズで織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のキャラクターが表現されるなど、よく知られています。ただ、ホトトギスが鳴かないということではありません。「目には青葉山ほととぎす初鰹」でも知られるように、春先から6月くらいまでの間に、特にオスは比較的大きな声で鳴くそうです。

 小学生でも「鳴かぬなら~」をよく知っています。「鳴かぬならそういう種類のホトトギス」というフレーズもあるそうです。なるほど。子どもたちはいろいろと知っていますね。