各種の語学、お城、魚、漢字....様々な検定があります。小学生でも受験できるものもあります。難関の気象予報士の最年少合格者は12歳とのこと。小学生の合格者は、「雷はなぜ落ちてこないのだろう」という疑問や、「自分で考えた天気予報があたったこと」など、子どもらしい気持ちや体験が、受験のきっかけになっているそうです。
ただ、検定は自慢するために受験するものではありません。何かに有利と思って受験に取り組むと、これも楽しくありません。子どもが興味をもって自分で受けてみたいと思った時にこそ、と思っています。
一方、年齢を重ねて経験を積むと、内容がより容易に理解できるという分野もあります。私にとっては世界遺産検定が、それにあたります。行ったことのない場所のいろいろを文章を読むだけで覚えるのは味気ないものですが、行ったことのある場所を思い出したり、これから行きたいと思う場所の予習にしたりするのは楽しいし、はかどるように思います。お父様やお母様が何かの検定試験の勉強をしているところを見ると、子どもたちもやってみようと思うかもしれません。
世界遺産の公式エンブレムです。四角は文化遺産、丸は自然遺産を意味しています。文化と自然が密接に結ばれており、全体は地球のように丸くなっているもので、1978年の第 2 回世界遺産委員会から採用されています。ベルギーの首都ブリュッセルにある世界遺産 グラン・プラスで。
