亥の月の最初の亥の日、今年は11月2日だったそうです。

 猪は子だくさんというめでたさ、また、火伏の神のお使いでもあり火事から守ってくれるともいわれ、この日に穀物を混ぜ猪を模したお餅を食べて健康を守るという風習がありました。そのため、この時期、亥の子餅を和菓子屋さんで買うことができます。また、茶道では「炉開き」をおこなう「茶の湯の正月」の月でもあります。この時期、お茶席のお菓子としても、亥の子餅をいただくことがあります。

 農大稲花小の給食でも、季節の和菓子がデザートとして供されることがあります。和菓子は日本ならではの季節の行事や生き物と密接な関係があり、その味や姿、また由来からは様々な学びがあります。ご家庭でも、折があれば和菓子に目を向けてみてはいかがでしょうか。