農大稲花小の給食では、入学式の翌日、始業式の日の給食は食べやすいカレーライスなどですが、給食2日目は、たけのこご飯、鯖の西京焼き、小松菜のおかか和え、お花見すまし汁、よもぎもち、そして牛乳と、大人も喜びそうな献立です(2024年4月例)。1年生の子どもたち、鯖の切り身大丈夫かな、西京焼きの味は大丈夫かな、とちょっと心配しますが、お友だちと一緒に食べるという効果でしょうか、お箸を上手に使って切り身を食べています。お箸がちょっと、という子どもや、お魚がちょっと、という子どももいますが、決して無理強いすることはありません。しかし、そういう子どもたちも、次第に慣れていくのは、36人の学級で一緒に育つ効果でしょうか。

 お家では、子どもが好きな、あるいは、子どもが食べやすい献立に偏りやすいところですが、農大稲花小の学校給食では、おいしさ、楽しさを大事にしながらも、子どもたちの味覚を育てたり、子どもたちが新しい食材にチャレンジしたりする機会をたくさん作っています。

 

 そうそう、以下のテレビ番組で、農大稲花小でも発酵食品である碁石茶やカカオなどの展示にご協力いただいたことのある農大教授が出演されます。ぜひ、ご覧ください。

 

クローズアップ現代 「日本の”発酵食品”が世界でブーム その陰で危機が」

初回放送日 10月29日(水)午後7:30~

NHK総合テレビジョン

 

密閉容器の簡易糠床で糠漬け(風)を作っています。

お米の授業で、糠の話をしたことがあります。糠漬けはあまりなじみがないようでしたが、企業様から子どもたち全員にプレゼントされたことのある米油を作る材料であることを話すと、納得の顔をしていましたっけ。