ダイコンを、塩昆布と赤トウガラシを入れたお酢につけて、箸休めに。

 ただ、今日のトウガラシはいつもに増して辛い。改めて袋を見てみると、品種は香川本鷹とあります。昨年、香川県に行ったときに買い求めたものでしょう。

 調べてみると、香川県で生産されてきた香川本鷹は、輸入品に押されて一時は栽培が途絶えたものを、心ある方々が復活し、栽培するようになったものだそうです。一度は幻の唐辛子となったものの、種が再発見され、特産品として栽培されているとのこと。一般の鷹の爪よりも大きく、また、辛さも一段と強いのが香川本鷹だとありました。

 ただ、今までも何回かこの香川本鷹を使っていたのに、今日の辛さはいつも以上です。辛味成分カプサイシンは、種にあると思いがちですが、種ではなく、軸の側にあるワタ(胎座)や中にある仕切り(隔壁)部分に多いとされています。胎座は軸側が大きいので、一個の唐辛子の中では、胎座が残っているとすれば軸の方が辛いということはあるかもしれません。もちろん、種につぶれた胎座や隔壁の汁が付いて、種が辛くなってしまうということもあるでしょう。

 

 辛さとうまみを味わうことができました。