線路際のイタドリの花。

根は生薬の虎杖根として、下剤や利尿などに処方されるそうです。春の若芽は皮をむき、茹でて食べます。生でも食べられますが、(ホウレンソウなどと同じく)シュウ酸が含まれるので、取りすぎには注意が必要です。そして、その若芽をスカンポ、あるいはスイバともいうのは、葉っぱの酸っぱさからきているわけです、同じ仲間にスイバという別の植物があり、スイバをスカンポと呼ぶこともあるだけでなく、さらに似た植物にギシギシがあるので、区別は簡単ではないです。

 

 北原白秋作詞の童謡「酸模(すかんぽ)の咲く頃」では「土手のすかんぽ ジャワ更紗 昼は蛍がねんねする…..」とあります。「土手のすかんぽ ジャワ更紗」だけはメロディーが思い出せたのですが、その先は思い出せません。もちろん私も小学校で習ったわけではなく、おそらく母が歌ったのを聞いておぼえていたのかもしれませんね。

 

 すかんぽからジャワ更紗がどうつながるのか、これには諸説あるようでした。