昼間はまだ夏の気候ですが、今朝は秋の気配を感じる涼しさがありました。白露の候としたためるには、まだ気分的には少し早いのですが。

 

 しかし、涼しくなったので、今朝は香煎を楽しみました。大麦などの粉を炒ったものも香煎といいますが、今朝、楽しんだのは、お茶碗のお湯にふりかけて香りとともに味わう飲み物です。お料理屋さんやお茶事でも最初にいただくことがあります。

 陳皮(カンキツの皮)やウイキョウなど漢方薬と赤穂の塩からできた粉になっています、赤穂浪士の一人の子どもから始まり、製法は一子相伝とのことでした。

京都「原了郭」御香煎

 

 

 小さな子どもたちは、どんなことで「もうすぐ秋」を見つけるのでしょうか。しかし、小さな子どもたちは物心ついてからまだ数回しか、秋を経験していません。秋をよく知らないともいえます。お父様やお母様との会話の中で、秋に気づき、それが知識や記憶に定着されていくものと思います。お父様、お母様の「秋探し」が、大切ですね。