涼しくなったので、読書にも身が入ります。
農大稲花小でも、各学年ごとに「農大稲花の50冊」を定めて、子どもたちが良い本をたくさん読むことを推奨しています。
低学年では、絵本なんて子どもっぽい(子どもなのに)という子どもがいたり、読み聞かせはもう卒業という保護者がいらしたりします。しかし、絵本を読む子どもに、「まだ絵本を読んでいるなんて」と言ってはいけません。心をおだやかにして絵本をじっくり読むのは、小学生になってからも大切なことです。また保護者が読み聞かせをすること、あるいは子どもと保護者が一緒になって音読することも、物語の世界に子どもたちが入っていくのを助けます。
一方、中学年・高学年になって大人びた本に興味をもつ子どももいます。どんな本でも読めばよいということはありません。心の発達を見極め、その状態にふさわしい本を選ぶことも大切ではないでしょうか。年齢あるいは学年ごとの発達にふさわしい本が、推薦されています。まずは、そういった本に取り組むところからスタートしてほしいと思っています。
神保町の駅のディスプレー。本の町 神保町にふさわしいデザインですね。
小学生のころ、父に連れられて神保町の本屋さんに行き、本を選んだのも楽しい思い出です。帰りには本屋さんのそばの和菓子屋さんで、母や妹への和菓子を買いました。高校生、そして、大学生になって一人で神保町の書店街に行くようになっても、帰宅の前には和菓子屋さんに寄ったりしていましたっけ。