黒千石という大豆の納豆を食べました。
値段も中々いいですが、味も濃く感じます。
調べてみると、この黒千石は栽培期間も長く、収量も多くないなどの理由から栽培されなくなっていた品種だとあります。それを保存していた農業研究家の方が残っていた50粒から28粒を発芽させ、最初は岩手県で、のちには北海道北竜町などで栽培を続けたものだそうです。早い冬が来て全滅するなど経済的な困難の中、納豆としての利用にも活路を得て、現在まで栽培がおこなわれていることを知りました。詳しくは以下を。
お正月の黒豆については、農大稲花小の豆の授業でも紹介しています。お正月の黒豆は丹波黒大豆など大きい粒が人気です。大豆には様々な品種があり、煮豆、エダマメ、納豆、豆腐、味噌、きな粉、豆乳などそれぞれの目的に適性が開発されています。加工目的や栽培する地域の特性に合った品種の開発はこれからも進むことでしょう。