恐竜には詳しくないのですが、農大稲花小の入学試験、親子面接では恐竜博士になりたいという子どもたちがたくさんいて、ほほえましかったのを思い出します。何かに夢中になれる子どもは、夢中の対象が変わったとしても集中する力をもっていると思っています。
福井県立恐竜博物館は、そんな子どもたち、親子連れでにぎわっていました。恐竜だけでなく、いろいろな化石を見ながら地球の誕生から生きものが生まれた様子を理解することができます。
福井県立恐竜博物館では、立派なストロマトライト化石を見て、感激しました。
私は以前、農業微生物学という授業も担当していたのですが、その1コマに、生命の誕生と進化 というのがありました。とはいえ、よそから借用した画像だけではつまらないと、ストロマトライト、三葉虫、昆虫が入っている琥珀など、あまり高価ではないものを教材として入手し、活用していました。ストロマトライトを作ったシアノバクテリアがいなければ、私たちも存在できなかったという壮大な話ができたのも、この化石のおかげです。
上は購入した標本。クルミ大の小さいものです。下は博物館の標本。1m四方くらいあり、層状構造がよくわかります。