閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
の句が思い出されます。夏休みは蝉に親しむ季節でもあります。
東京農大や農大稲花小に勤務していた40年以上は、毎夏、世田谷キャンパス中庭で蝉の声を聞き、蝉穴や抜け殻を見たりと楽しんでいました。今年は、主には自宅近辺でということになるのですが、蝉の声をあまり聞くことがないまま8月になりました。とはいえ、蝉がいないわけではありません。声も聞こえます。蝉穴も、サルスベリの落下とともに見ることができました。
子どもたちにはせっかくの夏休み、蝉の声、蝉の抜け殻、蝉の種類などへの気づきの機会があるといいですね。大量捕獲は問題になるようですが、捕まえて観察したりするのは、子どもたちの特権ではないでしょうか。
蝉穴は深いものと思っていましたが、10cm前後と、思ったより浅いということも知りました。もちろん、昆虫食の研究をしている方々は、おいしく食べてもいるようです。俳句を作るのもいいですね。