大分県の日田(ひた)市です。
これは3月ごろの撮影ですが、白壁のレトロな街並みの豆田町商店街を歩きました。この街並みも、国の重要伝統的建造物群保存地区となっています。日田は、江戸時代は天領、何故なら筑後川水系にあり交通の要所に位置していたからです。杉の産地でもありました。九州各地のお米や物品がここに集められ、ここから堺や長崎に運ばれたそうです。
日田は盆地であり、暑い空気が溜まって気温が上昇しやすく、今日を含めて今年になってからの猛暑日日数は30日で、関東地方での暑さの名所(?)である熊谷市などよりも多いとのことでした。ただ、日田は昔から盆地だったわけですから、このように猛暑が続くのは地形のせいだけとはいえず、日本全体の高温傾向からも考えなくてはならないでしょう。
子どもたちも夏休みにかつての天領に行くこともあるかもしれません。幕府の直轄地は当時の全国石高の1割を優に超えていたそうです。