センニチコウです。漢字では千日紅。ヒユ科です。暑くても雨が降ってもちょっとカサっとした花が咲き続けます。ドライフラワーにもできるのです。ただ、花のようにみえるものは苞。この苞の先に小さな花がつきます。このピンクの”花”の一部が黄色くなって見えるのが、花です。

植物ウイルスの研究では、今でこそ、分子生物学的な手法が中心ですが、かつては必ず感染試験というのをやっていました。調べようとする植物ウイルスがどんな植物に感染するかを確かめる実験です。誰が気づいたのか、このセンニチコウはいろいろな植物ウイルスに感染するので、指標植物と呼ばれていました。そのために、センニチコウをよく育てていたのを思い出します。