今日も日差しが強いですね。

日焼け止めを使ったり、日傘をさしたりして歩いていますが、動くこともできずカンカン照りの下にいる植物はどうでしょうか。植物の遺伝子が紫外線によって傷ついたりしない仕組みをもっていることには驚かされます。植物は日光をクロロフィルという色素で吸収して、光合成をおこなうことは、理科などでもならいました。光合成に必要以上な過剰な日光については、たとえばアントシアニンという色素が紫外線を吸収して、害を防ぎます。また、カロテノイドという黄色い色素には、光を集めてエネルギーにする助けをする一方、過剰な光エネルギーを熱として放散する働きがあるそうです。

白いアガパンサス。葉っぱは花の青いアガパンサスと変わりなく見えますが、白い花にはアントシアニンやカロテノイドなどの色素がありません。とはいっても、白い色素があるわけではありません。多くの白い花はフラボノイドという無色の物質が含まれているそうですが、昆虫には見えるとのこと。

これからの時期は、花の色を楽しんだり、色水実験をしたりするのには適しています。ただ、植物によってはかゆくなったり、口に入れてほしくないものもあります。アサガオや野菜・果物などから実験をスタートするのがよいでしょう。