今年の夏至の日は6月21日。1年で一番に昼の時間が長い日でした。一方、農大稲花小の子どもたちが短期留学するオーストラリアは南半球ですので、この日が1年で一番、昼の時間が短いことになります。それでは、1年で一番日の入りが遅い日は夏至かと思われがちですがそうではないのです。夏至の日の後の数日、今年の東京では、今日26日を含め6月23日から7月4日くらいまでの間の日の入りは19時01分と、1年で一番遅くなります。もちろん、南に行けば日の入りの時刻はさらに遅くなります。農大稲花小の給食では、夏至の和菓子である「水無月」が提供されることもあります。
夏至の日からはじまって夏至の期間は、7月6日までです。その中で、夏至から数えて11日目の7月1日からを半夏生という期間です。半夏生を田植えを終える目安とするなど、各地でそれぞれの過ごし方があるそうです。
また、植物でも半夏生という植物が目に入る時期でもあります。半夏生はドクダミ科、小さい花の集まりを白い葉が囲むように見えます。花が終わると、白い葉もなくなり、普通の緑色の葉だけになるのも面白いところです。花に虫を呼び寄せるために、花の期間だけ葉っぱが白くなると説明されています。