キンシバイとビヨウヤナギ、よく似ていますが、簡単に区別するには雄蕊と雌蕊がふさふさして花びらからあふれんばかりなのがビヨウヤナギと考えられます。あとは、葉っぱの付き方ですね。で、こちらはキンシバイだと。

とはいえ、生き物の同定はむずかしく、間違えることもあります。いろいろな先生にお聞きするのが一番なのですが。

 

私が学生だったときは、植物ウイルスの同定は、植物の病気の様子、どんな植物の感染するか(接種試験)、そして、電子顕微鏡で形を見る、といったものでした。電子顕微鏡が日常的に使える大学の環境に感激したものです。その後、ウイルスの同定には血清学的な方法、分子生物学的な方法....と技術の進歩が進んでいきました。そして、そういった新技術がさらに進歩するとともに、最終的には日常的にあるいは学生さんにも使える技術として汎用化、低価格化するのを長年見てきました。