ドクダミの花があちこちに見られます。といっても、この白い花びらのように見えるのは花びらではなく、葉が変化したもので総苞と呼ばれます。花は穂のようになっているところについていて、小さいものです。
生薬として十薬の名があり、(馬の)10種類の病気に効果があるから、とされているそうですが、人間のためには利尿や抗炎の薬となっています。
ベトナムではドクダミが野菜として、いろいろな料理の付け合わせとして登場します。ほかのハーブなどとともに生のまま、大盛です。ただ、臭いとは感じません。ベトナムから東京農大への留学生の研究によると、あまり匂いのきつくない系統が選ばれているという報告だったと記憶しています。