これは、イタリア バチカン美術館の中庭「ピーニャの中庭」にあるオブジェで、ローマ時代(1-2世紀)に作られたものだそうです。ピーニャとは松ぼっくりのこと。実は、スペイン旅行しているときにも、あちらこちらで松ぼっくりの装飾を見ているうちに、どこかで見たな~と思い出して探してきた一枚です。

松ぼっくりは農大稲花小の子どもたちにも人気。マツの松ぼっくりだけでなく、農大世田谷キャンパスのメタセコイヤの松ぼっくりなども拾っています。調べてみると、松ぼっくりはエジプトのオシリス神、ローマ帝国や地中海世界まで、広く、生命や豊穣のシンボルともなっていたとのこと。実物を確認していませんが、ローマ教皇の杖にも松ぼっくりのデザインが使われたものがあるそうです。最近、映画「コンクラーベ」を見ましたが、杖は出てこなかったような。