生物学の勉強では、まずいろいろな種類を見ること、共通点と違いとを理解することからはじまります。いろいろな種類を知ることで、楽しさも広がります。子どもたちに「残念な生き物」シリーズなどが人気なのは、とてもいいことだと思っています。

一方、日本の教育では生き物の和名(日本語)は学びますが、学名や英語名を教えることがほとんどないので、海外では困ることが多いのです。子どもたちには普段食べる野菜や果物については、英語で言えるようになっておいてほしいと思っています。農大稲花小では、1年生から毎日、英語の授業があり、単語の蓄積量は多いです。でも、これって英語で何というのかな、という好奇心は必要です。

 

これはアヤメの仲間、ジャーマンアイリスの一種です。あやめとか、しょうぶだけでは説明ができませんが、これらがアイリスirisの仲間だと知っていれば、海外の人にも説明しやすいでしょう。