天ぷら屋さんで、たまごの天ぷらを味わいました。中からやわらかい黄身が出てくるのは美味しいものです。たまごの天ぷらは大好きですが、家庭でたまごの天ぷらを揚げるのは、ちょっとためらいます。破裂しそうだからです。
電子レンジでたまごを加熱すると”大爆発”することは良く知られています。電子レンジでは電磁波により内部の黄身から急速に熱くなり水蒸気が発生するのに対して、卵の卵殻膜や卵黄膜が水蒸気の圧力を逃がさないので、最後に大爆発してしまうのですね。目玉焼きであっても、爆発することがあります。膜のあるソーセージやたらこでも同じことがおきます。
料理サイトを見ると、高温で加熱する天ぷらでも、たまごにつまようじなどで数か所穴をあけて揚げるのがよいとか、冷凍したたまごに衣をつけて揚げるのがよい、などのコツが紹介されています。
一方、海外のスコッチエッグの作り方をみると、爆発する!という心配はあまりしていないようです。スコッチエッグではたいてい固ゆでたまごを使っているせいかもしれませんが、runnyといって黄身が流れ出るスコッチエッグも紹介されています。爆発しないのかな? また、東南アジアのストリートフードの揚げ卵(deep fried egg)などは、揚げ油に生たまごをそのまま割り入れたりしています。日本でだけたまごが爆発するわけではないはずなのに、どこに違いがあるのか、謎です。