枝や小枝ではなく幹から直接花が咲くのが幹生花。
ハナズオウのほかにも、チョコレートをつくるカカオもその仲間です。
農大稲花小では一昨年と昨年の限定となりましたが、カカオの専門家に授業をしていただきました。
インドネシアスマトラ島のカカオの木。スマトラ島の農家で撮影。
未熟なカカオの実(カカオポッド)が太い幹についています。熟してくるとカカオポッドは赤茶色に。
カカオポッドの中に、綿のようなパルプ(果肉)とカカオ豆(種子)が入っているので、これらをまず発酵させます。こうしてできたカカオ豆を焙煎し砕いて外側の殻カカオシェルを取り除いたものがカカオニブ。チョコレートの基ですね。カカオ豆、カカオシェル、そしてカカオニブ(授業で使いました)です。
チョコレートも農業で作られていること、熱帯で作られていることは小さな子どもにも伝えられます。もう少しお子様が大きくなったら、発酵という過程を経ていること、今、ちょっと流行っているカカオニブとは何か、などもお家での話題にしたらいかがでしょうか。