もう20年以上前になりますが、タイの農村調査に行ったとき、ある村で新しい仏像を作ってお寺に入れるというのでその様子を見せてもらったことがあります。今となっては残念なことに、鋳造式だったのか開眼式だったのか記憶がはっきりしないのですが、多分 鋳造式。村人がお金を集めて仏像を作るということで、村人が集まり、様々な装飾も美しい晴れやかな日でした。天然痘の蔓延などの中で作られた奈良の大仏も、たくさんの人々の願いが込められていたにちがいないと実感できる体験でした。

タイのお寺で売られている蓮の花。