今回も循環器科獣医さんの説明を記録しますが
専門用語は難しく聞き間違え等あると思います
分からない言葉を調べ赤字でメモしましたが
それもちゃんとあっているのかどうか(・・?
あくまで家族が症状を共有する為の記録なので
関係者以外の方はどうぞサラッと流してください
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前回の続き
~30分ほど車で待機し診察室へ~
今回撮ったエコー画像の説明をしていただきます
Dr.「上が前回のエコー画像で下が今回の画像です」
Dr.「前回は心臓の拡大が無かったんですが、今回は少し心臓が大きくなっていて・・・」
Dr.「これが大動脈と左心房ですが、この径の比が前は1.55(1.6以上が心拡大ありの評価)なので結構ギリギリというところだったんですが、今回は1.74で基準を満たし始めた・・・心拡大の基準を満たしてしまってるということです」
※LA/Ao(左心房・大動脈比)→1.6以上で心拡大の基準を満たす
病状が進行すると左心房は大きくなってくるが大動脈の直径は変化しないため、左心房径を大動脈径で割った数値で左心房の拡張の指標となる
Dr.「左心室の幅に関しては1.99が2.17と前回より少し大きくなっていますが、こちらは体重に換算した数値LVIDDNというのがあってL氏くんのを計算したところ1.4くらいなので、左室の幅自体はそこまで拡大していないと考えられます」
※LVIDDN(標準化左室拡張期内径)
→1.7以上で心拡大ありと評価
※LV→左心室・LA→左心房
Dr.「現状のガイドライン的には3つの項目すべてを満たした場合心拡大ありと評価されお薬を飲み始めるので、L氏くんの場合左室の幅が基準を満たさないからまだ良いとは思うんですが・・・」
ガイドライン(3つの項目)
・LA/Ao(左心房・大動脈比)≧1.6
・LVIDDN(標準化左室拡張期内径) ≧1.7
・VHS(レントゲンでの心臓縦横の数値)>10.5
3つの基準を全て満たすと心拡大ありと評価され
G1→G2に移行し投薬を始める
Dr.「ただ・・・少しずつ心臓が大きくなってきているのと、元々L氏くんの弁の形態が左心房側に持ち上がっているので、今後悪くなっていく可能性が高いと考えています」
Dr.「こちらは今日の画像です」
Dr.「僧帽弁 前尖と後尖2枚の弁がありますが、前尖が結構左心房側に持ち上がっちゃってる状況。今は後尖が重なっているのでそこまで心臓が大きくなっていないけれど、これが心拡大が進んで外れると結構悪くなると思います」
Dr.「前回の画像と比べてみると形態としてはそこまで変わっていませんが・・・L氏くんの弁の形態的に今後悪くなる可能性を考えれば、お薬を始めても良いんじゃないかなとは思います」
Dr.「(ガイドラインを満たしていないので)3か月様子を見て次というのも1つの方法ではあります」
お薬について詳しく教えていただけますか?
Dr.「強心薬とよばれるもので、心臓を強く打たせることで左心房に溜まった血を全身に押し出します。うまくいけば心臓が少し小さくなることもあります」
お薬を始めることによって小さくなることも?
Dr.「そうです。あとは気管の問題で元々咳の出やすい子なので、生活の質的なことを考えるとお薬を開始した方が」
Dr.「もちろんお薬だけ飲んでいたら心臓が大きくならないですよという事ではないので、飲んでいたとしても心拡大が進行していく可能性は全然あるんですが、飲んでいた方が体にとっては負担は軽くなるんじゃないかなと思います」
ガイドライン的には2項目満たしてしまってる?
Dr.「今日はレントゲンを撮っていないので断定できませんが、前回の数値が10.5なので既にギリギリのラインです」
Dr.「おそらく3つの項目のうち2つは満たしてしまっていると考えられます」
投薬による副作用やデメリットを教えてください
Dr.「お腹の弱い子は時々下痢をしてしまうと稀に聞くことがありますが、それ以外の副作用はそこまで多く無いと言われているお薬です(この病気に関して使用する用量なら)」
Dr.「投薬を開始すると生涯続けることになりますので、内服に抵抗があるのなら・・・3か月あけると同じくらい進行してしまうかもしれないので、少し早めの2か月後にもう一度診てからでも」
投薬を始めると次回の診察はいつ?
Dr.「強心薬による影響が出たかを1か月後に診るのが良いと思いますが、もっと先が良いなら3か月後でも構いません」
すみません💦
お薬を飲んだ方が良いのは理解しましたが
家族に相談せずに今決めて良いのか迷っています
先生の判断ではもう飲み始めた方が良いんですね
Dr.「そうですね。飲んでいた方が無難ではあると思います」
Dr.「心臓が大きくなってきたら、お薬を使った方がステージ移行や肺水腫になるまでの期間が延びると言われているので、メリットは大きいと思います」
分かりました
投薬を始めたいと思います
お薬はそのままだと飲まないので
オヤツに入れて食べられるよう
小さめの錠剤ピモハートになりました
(もう一つの候補はベドメディン)
今 飲んでいるサプリメント
毎日健心やアンチノール・ツバメの巣も
一緒に続けて大丈夫とのこと
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飼い主にーちゃんへ
ザッと纏めてみたけれど
この説明で分かったかな?
心配なことはたくさんあるけれど
とりあえずは
L氏が穏やかにゆるりと暮らせるよう
毎日笑顔で過ごしましょう
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おまけ
L氏も検査を頑張った一日でしたが
長い時間
大人しく待っててくれた姫ちゃんも
ありがとう♡
穏やかな日常が
一日でも長く続きますように