探すこと1時間半
ケンちゃんの自宅に行ってみると
おじいちゃんが 家の前で 今にも泣き崩れそうになりながら
何度もスイマセン、スイマセンと繰り返し
まだなんです、ケンがまだなんですと・・・
自分が迎えに行ったのに すれ違ってしまったせいで
ケンちゃんがいなくなってしまったと
自分を責めるおじいちゃん・・・
とにかくもう一回まわってきます!と
アタシが怪しいと思っていたあの場所に戻ろうとしたとき
2人の先生に両脇をがっちりとかためられて 連行されてくるケンちゃんが・・・
「ほらみなさい!よそのお母さんまで心配してさがしてくれてはるのよ!」
もうケンちゃんは 憔悴しきっていた。
その後 ケンちゃんはパパとママに連れられ
うちに 謝りに来た。
やはりアタシが怪しいと思っていた場所で遊んでいたらしい。
そこで同じクラスのそうちゃんと遊んでいたのだが
靴と靴下が濡れてしまったので
そうちゃんの自宅にあがりこんでいたらしい。
そうちゃんのママも 仕事をしていて
そこは学童にも行かせず いつも学校から帰ると外で遊んでいる。
ママが家にいないので もう自由に遊びまわってるのである。
道路でボール遊びしたり ピンポンダッシュしたりと
まぁ やんちゃな子で アタシ的には 要注意の家庭。
そこにケンちゃんはいたそうだ。
パパは 鬼の形相で「ケン!ちゃんとお礼言いなさい!」
ママは ひたすら「ご迷惑おかけしました・・・」
ケンちゃんは 寒さで真っ赤になったほっぺに
涙のあとをつけながら もう口を開くことすらできず
ただただ 黙って涙をこらえていた。
無事に帰ってきて本当によかった。
ママ同士のつながりも 本当に大切だと思った。
仕事を持つ親も大変だとは思うが
まだ一年生じゃないか!
子供だけで毎日留守番をさせるのは
どうなんだろう・・・とも思う。
色々考えさせられた一件であった。