メイドちゃんが、以前からハジアリ廟に行ってみたいと言っていたので、仕事を早めに切り上げさせて一緒に行ってきました。


彼女はムンバイで生まれ育ったクリスチャン。ハジアリ廟はイスラム教徒のモスクがあるところですが、こんなにも近くにいながら彼女が行ったことがない場所があまりにも多くて、話をしながらよく驚きます。


私が勝手に想像しているだけですが、ドライバーさんやメイドさんたちのようなあまり裕福ではないインド人は、目の前にあることに幸せを感じながらあまり大きな変化のない日々を過ごしてきたのだろうなぁと思います。むかしの日本人もそうであったように。


ただ、最近のインドの(ムンバイの⁈)経済発展はめざましく(あくまで目に見える範囲の印象ですが)、街の様子や人びとの生活はどんどん変化していっているのも事実です。
超高層マンションの建設ラッシュっぷりや街中を走る車やバイクの数の激増っぷりなど、経済を詳しく知らない私が見聞きする範囲でも、大きく変化しています。
以前は持つことができなかった冷蔵庫などの家電もメイドさんやドライバーさんたちにもだいぶ普及しているようですし。


少しでも生活を良くしようと日々頑張っている彼らを見て、応援したくなりますが、昔のままシンプルに生きればいいのに…。とも思ったり。





だいぶ話が逸れましたが、イスラム教徒がこよなく愛するハジアリ廟へ入ります。


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いまはもうすっかりモンスーンに突入しているので朝から雨が降っていたのですが、歩いて行く時には雨がちょうど止んだのでいまがチャンス!と、進みます。
今日は引き潮時だったので幸いでした。モンスーンと満ち潮が重なった時は、この道は誰ぁれも通りません。いや、通れませんっ!波に拐われますからっっ。






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これまで詳しくは書きませんでしたが、ハジアリ廟へと続くこの道には、このように物乞いをする人たちがが間隔をあけて座り込み、お金をくれと手を出しています。
そのほとんどの人が体の一部がないので、多くの友人(日本人)はここへ来る事を嫌がります。
書籍や人の話によると、ここに座って物乞いをしている体の一部がない人たちは、自ら又はマフィアによって体の一部を切られ、人びとの同情をかい小銭を稼がされているそうなんです。
毎日ここに連れてこられ小銭を稼ぐことを強いられ、夕方になると家に戻される、らしいのです。
稼いだ(人びとから得た)お金の殆どをマフィアが巻き上げるんですって。
それを聞いてから知ってからというもの、少なくともこの場所では私は誰にもお金を渡さなくなりました。





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ハジアリ廟へ初めて入ったメイドちゃん。
私はこれまで何度もここへは来たことがあるけれど、靴を脱ぐことにも預けることにもかなり抵抗があり、一度もモスクの中へ入ったことはありませんでした。
けれど、彼女は迷うことなくモスクへ入ることを決めて、靴を脱いで進んで行きます。
私も迷ったけれど彼女の勢いを借りて、靴を預かってくれる係りの人に、絶対に絶対に絶対に失くさないでよ‼︎と何度も念を押して中へ入りました。






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モスク自体はとても小さく、中心部には棺のようなものがあり、みなそこへ向かって祈っています。祈りを捧げる時に頭を垂れると、中にいる係りの人がホウキのようなもので頭や肩を祓ってくれるんです。
神の御加護を、という意味なのでしょうか。

因みに、クリスチャンのメイドちゃんは迷うことなくお祓いをしてもらっていました。
彼女の旦那さんも敬虔なクリスチャンで、ヒンドゥー教のお祭りごとに関わるものですら毛嫌いする人なので、彼女がここへ来てモスクへ入ったなんて聞いたら卒倒してしまうことでしょう…。






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以前も書きましたが、モスクへの入場は男女別々なんです。入り口が別々で中では顔を合わせられますが、仕切りがあります。
モスクの入り口で、黒のチャドル(全身を黒の衣装を纏うムスリマの衣装)を着たまだ幼さが残る姉妹を見つけ、あなた達の写真を撮らせて貰えないかと尋ねたら、インドに来て初めて断られました。
最初にまず、なぜ?  と聞かれとても戸惑いました。初めて理由を尋ねられたから。答えに困ってとりあえず、思い出に、と私は答えましたが、彼女は、いま断食している時なので…と言って私の申し出を断りました。(そういえば、いまラマダン最中だった!)


彼女が敬虔なムスリマだからなのか、イスラム教徒みんながそうなのかはわかりませんが、”お断られ”を初体験したのでありました。






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これは、モスクの外で靴を預かってくれるところ。ずっと信用できなくて、預けられなかったけど、10分後に戻ってきた時にちゃーんと私たちの靴は保管⁈(ただ、私たち2人の靴を重ねて置いてあるだけ)されていました。
預け入れに料金設定があるのかどうかは知らないけれど、お礼にと思って少しばかりのお金を手渡して。
あ、念のため言っておきますが、屋根もない保管場所⁈なので、雨が降れば当然靴もずぶ濡れでーす。


モスクから帰ろうとした時、止んでいた雨が再び土砂降りにーー。メイドちゃんが待ってても止まないからもう行こうって言うから仕方なく2人で一本の傘をさしてずぶ濡れになりながら、車まで戻ったのでした。




なんで、モンスーン時期に来ちゃったのかしら笑い泣き