ヒステリー球の症状は、治ったり再発したりを繰り返しながら、1ヶ月ほどかけて改善して行きました。


その間、習い事は全てお休みし、なるべくゆっくり過ごしました。

私は肩の力が抜け、もう頑張るのはやめよう、と言う気持ちになっていました。


我が子を苦しめて、何の意味があるか。

今出来なくても、そのうちできるようになるかもしれない。

出来ないことより出来ることに目を向けよう。

ようやく思えるようになりました。


症状が落ち着いた頃、S君と相談し、習い事を整理しました。

全部辞めたいと言うかと思いきや、S君はいくつかの習い事を

「やめたくない」

と主張しました。

なぜかと聞くと

「お友達がいるから」

との事でした。


自分で選んだ習い事を細々と続けながら、S君は無事に幼稚園を卒業しました。

私は「なぜやらないの」を封印すると心に誓いました。


小学校に上がり、色々課題もありつつも、穏やかに日々は過ぎていきました。


過ぎていたように思えました。


一年生の夏休みが終わって少し経った頃、「入眠困難」の症状が現れました。