去年の今日
 
2010.10.27.
am1:00頃
 
 
最愛の息子
次男の塁は
 
 
25w1d
 
 
私のお腹の中で
静かに息を引きとりました。
 
 
 
あの日札幌はとても寒くて
27日の朝には
初雪が降りました。
 
 
26日の日中から
だんだん弱くなっていた
胎動に
私は
塁はもぉ私の元から離れていくんだと
わかりました。
 
26日の夕方に
旦那と息子ちゃんに来てもらい
塁との最期の時を
家族水入らず
笑って過ごしました。
 
 
 
27日の夜中1:00頃
 
 
ふと、目が覚めました。
 
 
 
 
その時
今思い出しても
とても不思議ですが
 
 
 
『 ママ、バイバイ。 』
 
 
 
そう、ハッキリと
塁からメッセージがありました。
 
 
 
霊的なモノは
一切信じない私ですが、
この時ばかりは
 
何か
言葉では表現出来ない事が
起こったように思います。
 
 
 
 
それから
お腹を抱きしめて
朝まで眠りました。
 
 
 
朝起きて
病室のカーテンを開けると
部屋から見える
藻岩山には雪化粧。
 
 
空は
とても澄んだ青空でした。
 
 
雲ひとつない青空の中に
 
 
ひとつだけ
光る星を見つけました。
 
 
何だか
その星が塁の様な気がして
写真を撮りました。
 
 
 
塁は本当に
空に行ったんだね。
そう思いました。
 
 
 
6:30頃
看護師さんが部屋にきて
 
毎朝する
ドップラーを
(赤ちゃんの心音を聴く)
させて欲しいと言われましたが
断わりました。
 
 
私には、
塁はの心臓が
既に止まってしまっているのが
わかっていたからです。
 
 
 
8:30に
担当医がエコーを
してくれる予定だったので
その時に
 
実際
目で見て確認しようと思いました。
 
 
 
8:30になり
約束してた
旦那にも来てもらい
 
 
一緒に
エコーを見ました。
 
 
 
やはり
塁の心臓は
止まっていました。
 
 
 
悲しい涙は出ませんでした。
 
 
『 先生、昨日の夜にね、
赤ちゃんがバイバイって
言ってくれたんだよ。 』
 
 
 
先生は
 
 
『 そっか、えっこさんは
塁くんのママだもんね。
わかるんだね。 』
 
そぅ、静かに言ってくれました。
 
 
 
 
塁は
本当にお利口さんで
優しくて
良い子でした。
 
 
 
お腹の中だけの
一生だったけど
私は
塁を授かり
共に生き
闘い
想い合えていたと確信しています。
 
 
 
たくさんの痛みに耐え
頑張ってくれて
 
 
希望をくれて
 
 
たくさんの可愛らしい
胎動も
 
 
 
私の所に来てくれた事も
 
 
私をママにしてくれた事も
 
 
 
塁くん、本当に
ありがとう。
 
 
 
これからも
ママはずっとずっと塁のママで
塁はずっとずっとママの
大切な大切な
愛しい息子だよ。
 
 
 
明日は
お誕生日。
 
 
 
どんな形で
明日を迎えるべきかと
たくさん考えたけど
 
 
 
明日は
塁のお誕生日会をする事にしたよ。
 
 
 
 
2010.10.27
 
 
 
 
私はこの日の事を
これからも
生涯
忘れません。
 
 
 
塁くん
 
 
 
ありがとう