よく知っている梅田で起きた車暴走事故。
最初聞いた時は本当にビックリした。
まさか、あんな場所で暴走事故が起きるなんて。
亡くなった方や、重体の方がいる、最悪の暴走事故。
運転されてた人も、亡くなった人も、怪我を負ったたくさんの人も、その人達を取り巻く人たちも
一瞬のうちに人生が変わってしまう、恐ろしい交通事故。
息子が交通事故にあったのは高校3年の冬。
自転車に乗っててスピードを出してたバイクに跳ねられて、バウンドしてビルの石垣に運悪く当たってしまった。
体の打撲と共に顔を大怪我した。
すぐさま、救急車で病院へ。
検査の結果 幸いにも頭は大丈夫だった。
頭は大丈夫だったけど顔がひどかった。
人相が変わるほど腫れ上がった顔。
検査の結果、顔を二箇所骨折してた。
一週間位して顔の腫れが引いて元どうりの顔に戻りつつある頃、先生から
「顔の骨折ですが、今は腫れが引いて前の顔に戻っていますが、あと二週間もしたら骨折してたところから顔半分が陥没していきます。」
「そのためには手術が必要で、骨折してるところに金属を埋めて、半年後にその金属を取ります。他に金属ではなく自分の骨でないといけないところがあって、それは腰から骨を取って来て手術します。
ただ、腰から骨を取ってくるので一生足を少し引きます。」と告げられた。
「事故から三週間すぎると手術は出来ないのでタイムリミットはあと二週間です」と言われた私は
「よろしくお願いします。」と言うしかなかった。
一生足を引くことになろうが、命あっての人生。
運を天に任せた。
事故から三週間立つ頃、息子は一回目の手術を受けた。
先生が手術後、
「お母さん、喜んでください。腰から骨を取って来なくて良かったです。
運のいいことに心配してた骨がくっついていました。17歳の若さだからだったのでしょう。」と言ってくれた時は本当に神に感謝した。
左片面に金属を入れて、右片面の目の怪我してたところを縫って(このせいでその後息子は目の手術を受けた。)一回目の手術は無事に終わった。
半年後、息子は金属を抜く二回目のの手術を受けた。
その三ヶ月後、最初の目のきわの手術の時に
二重になってしまった目に合わせてもう片目も二重にする手術を受けた。
この時は全身麻酔ではなく簡単だった。
一重の涼しい目だったのに、事故のせいで二重になってしまい、それと共に眉毛のきわに4㎝くらいの深い傷が残った。
結局、この交通事故で息子は三回 顔の手術を受けた。
たった一瞬の事故だったけど息子は命を助かり、手術を受けることが出来て、今を生きている。
今回の車暴走事故で、何もなく事故に巻き込まれて、生を絶たれたり、今苦しんでおられる方々の回復を心からお祈りします。
そばにいてる身内は祈る事しか出来ない。
ただ祈るしか出来ないのです。
どうぞ、奇跡が起こりますようにお祈りしています。