掌蹠膿疱症覚え書き(長文) | Februar

掌蹠膿疱症覚え書き(長文)

思い出せる限り、発症から完治までの経過を残しておきます。

2006年 冬
    足首に湿疹ができ、寝ている間に掻き壊す(^^;
    なおらないので皮膚科受診。乾燥性湿疹との診断でステロイド処方。

2007年 初春
    手のひらに湿疹が出る。「主婦湿疹」とのこと。
    足の湿疹もなおらず悪化し、皮膚黒化。ステロイド処方される。

2007年 春
    手のひらの湿疹は水泡状になる。
    「汗泡かな?」相変わらずステロイド処方
       ↓受診から2週間後↓
    手の平の湿疹の水泡が黄色くなり破れて汁だらけになり再度受診。
    「掌蹠膿疱症です」との診断。
    ステロイドはvery strongレベル。
    手のひら用には別にステロイドとワセリンの混合剤が処方され
    ビオチン療法も開始。
    卵の白身をとらない、ヨーグルトを食べないとの食事指導。
    (このとき若干便秘気味。)
    このときうっかりチーズフォンデュを食べて、瞬速で悪化したこともあり、
    個人的にチーズも駆逐する。
    よくお菓子を作っていたけれど、チーズ系はやめた。
    ついでに付き合いのアルコールも辞める。
    ぶっちゃけお酒キライだったので、便乗。

2007年 初夏
    通院を続けるも改善せず、右手の症状がひどいので仕事中は手袋装着。
    (膿が書類につくんです)当初は綿。その後ラテックスへ。

    足にも膿疱が出て、あっという間に血だらけ。通勤が大変。
    ステ+ワセの軟膏→油紙→包帯→靴下→さらに包帯でクッションを持たせ
    刺激をなるべく緩和させる。暑くなってきたら油紙省略。
    靴はワンサイズ上の軽いショートブーツが定番化。
    見た目はどうでもいいや♪と 割り切りが生まれていろいろ試し始める。
    。。。結果、足幅が広がってしまったのはしょうがない(^^;

2007年 盛夏
    ドクターとウマが合わない気がしてきたので、ビオチンをもらうためだけの
    通院と割り切りはじめる。

    この頃は毎日拭き掃除しても、部屋中に自分の皮膚のかけらが落ちてて
    集めては萎える。膿疱が乾燥して剥がれ落ちるんですねー。
    この頃の手のひらは膿疱じゅくじゅく+それが乾いて角質化したものの
    ミックスでカオス状態。
    爪の中にも膿疱がわき、爪がぼこぼこし、巻く → 痛い。

    食餌の禁忌に、自己流のアレンジを始める。
    禁忌に「乳製品・発酵食品・砂糖」を加える。
    漬物や味噌も駆逐したら便秘は改善傾向。
    結局わたしのからだに発酵系食品はあまりあわなかったということですね。

    1日大匙1杯のアルガンオイルをとるよう心がける。
    深い意味なく、カラダによさそうだったので。
    摂りかたはストレートあり、料理にぶっかけもありで自由。

    髪がばさばさだったので、椿油でトリートメントをするようになる。
    髪にのばすまえに手のひらで伸ばしていたらいい感じだったので
    椿油で手のひらをオイルマッサージするようになる。
    (すぐ酸化するのが悩みどころ。)

    この頃市販の「やさしい石けん、いいシャンプー」を片っ端から試す。
    乾燥性の湿疹は体中にひろがり、入浴後がとにかく痒いことに気づく。
    膿疱が進行し指がぼろぼろで洗髪できないので、シリコン製のブラシを愛用。
    リンス後に体のかゆみが増すので「これはシャンプーとかリンスがまずい?」
    と思い、石けん洗髪に切り替える。
    使用したのは、アレッポ、ねば塾、お風呂の愉しみマルセイユなど。
    2000年頃にLUSHにはまり、たまにシャンプーバーを使っていたので移行には問題なし。
    当初は市販のリンスを使っていたが、クエン酸を使ってみると体のかゆみ激減。
   感 動 す る 。
    情報収集しているうちに、当然手作り石けんに興味を示す。
    キッチンにあったローズマリーを椿油に投入して、手のマッサージに使うようになる。
    1本使い切る前にいやなにおいを感じていた椿油の香りがかわらないことに気づく。
    

2007年 晩夏
    ここ数年この季節に突発性難聴が出ていた。今年も出た。
    すぐに病院いけばOK。1ヶ月くらいで聴力戻る。その後再発ナシ。

    リンス剤を「酢」に変更。大いに酢を気に入り、クエン酸リンスをやめる。
    石鹸教祖りがるさんから手作り石鹸をいただき、その柔らかい使い心地に感動。
    「自分でも作りたい」と手膿疱改善へのモチベーションがあがる。
    食餌制限、ハンドオイルマッサージ(ローズマリー椿油)、オイル摂取継続。
    というか、習慣化。
    会社にもオイルの小瓶を持参し、お昼にマッサージ。
    ちなみにオイルマッサージには精油不使用。(この頃は精油を持っていなかった)
    大好きなコーヒーを減らし、ネトルメインのハーブティーを飲みはじめる。

2007年 秋
    涼しくなった頃、手の膿疱が落ち着いたので石けん作りの道具を揃え始める。
    ラベンダーの精油を買う。
    11月に蜂蜜のマルセイユ石けんを作る。

2008年 冬
    酢を飲み始める。
    基材があるのでアロマクラフトをはじめる。
    脚湿疹にローションバーを使い、徐々に快癒。

2008年 春
    手のひらの膿疱消失。
    ビオチン摂取をゆるやかにやめる。
    フルーツ酢にハマる。

2008年 夏
    足の膿疱消失。サンダル解禁。手の爪膿疱おさまる。
    手のひらにはたまにポツッとできることはあったが、広がらない。
    以降、手も足も爪も健常状態続く。当初から懸案だった脚の湿疹は残る。
    合成界面活性剤を駆逐し、お洗濯も石けんに変える。
    脚の湿疹が完全に消える。

現在、日常心がけていること。

    「あわないものは摂る必要がない」
    卵の白身は生でとらない、発酵食品はとらない。酢とオイルは必ず摂る。
    飲む物は、コーヒー1:そのほか酢かハーブティ4くらいの比率。
    お店で出る味噌汁くらいは食べちゃうし、ピザも食べる。
    でも外でだけ。飲み会とかで出てきてしまうのもには手をつけるけど、
    自分では頼まないし、そういう状況が続くようであれば避ける。という
    感じのゆるい運用。冷蔵庫には相変わらず味噌もチーズもありません。
    でもこういう食べ物からの影響と体質の改善が大きいんじゃないかなあと
    思っている今日この頃です。

    「ステロイドは便利に使う」
    わたしの場合、あまり吸収のよくない手と足に使っていたので
    あまり神経質に考えず、それで症状が治まるときは使っていました。
    オイルのほうが快適だわ と思うことが多くなったので、結果徐々に
    使用頻度が減りました。
    
    「仕事はほどほど」    
    日常のベースとなる「仕事状況」も症状とリンクして最悪でした。
    いまは不景気のあおりで、残業してまで仕事をすることがさほどないため
    休養もそこそことれて、石けん作成周辺で気分をリセットすることも
    できてますから、キモチ的な側面は相当改善されていますね。

ちゃんと記録をつけておけばよかったなあと思います。
取り入れてよかったと思うものだけ、思い出す限り書いてみました。