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とうとう文化祭です。
「おはよ花恋。」
「おはよ柊。」
今日も私達はいつものように並んで登校。
「なぁ花恋。」
「なんですか?」
「今日何時にシフト?」
「昼からは暇だよ」
「んじゃあ一時に大体育館にこい。」
「なんでですか」
「い。いいから!こい!」
「へいへーい。」
何故か緊張している様子の柊を横目に私は目の前に見えた華やかな文化祭仕様の校門を見てテンションがあがった。
「桜庭さん!時間ないからちゃちゃっと着替えて化粧とか済ませちゃって!!」
「は、はーい!」
クラスはとってもバタバタしていた。
机を整える人、着替えてる人、最後の教室の装飾をしてる人、、、。
あれ?柊がいない。
私は渡された衣装とカチューシャとコテとメイクポーチをもって更衣室に入った。
私はとりあえず髪を巻いたあとカラコンやらメイクをして着替えた。
うおーい。めちゃめちゃ短いやんけーっ。
全身鏡の前に立ってチェックをしてみたが
やったら、スカートが短い。
んまぁでもしゃがんだり階段登り降りしないからいっか。
私は荷物を持ってきた紙袋にいれて、
最後にカチューシャをして更衣室を出た。
キィーっ
ドクンッ
「か、花恋。」
「っ!柊。」
向かい側は男子更衣室で、たまたま私と柊が出てくるのが同じタイミングで鉢合わせになった。
でてきた柊は、髪の毛が綺麗にセットされていて黒いタキシードを着ていた。
「な、ななな、何その格好。」
「は?あぁ、接客の衣装。」
「あ。そそそ、そ、そうなんだ。」
おい花恋。柊がかっこ良いからって何動揺してんのよ。
平常心。平常心。
私は自分の心に言い聞かせた。
大きく、深呼吸をして平常心を取り戻した時だった。
「花恋。かわいい。」
馬鹿野郎。
