こんにちは。培養士の北川です。
今日は『葉酸』についてお話したいと思います。

葉酸はビタミンの一種で細胞を作るために必要な核酸を合成したり、赤血球を作る作用があり妊娠期にとても重要な栄養素です。

葉酸が不足していると「神経管閉鎖障害」の発生の確率が増えるといわれています。

神経管閉鎖障害は、脳や脊椎をつくる神経管がふさがれることで受精卵の細胞分裂がうまくできなくなる疾患です。
「無脳症」や「二分脊椎」など、赤ちゃんに重度な障害が残ることや、亡くなってしまう場合もあります。

神経管閉鎖障害は妊娠4週から6週に起こるといわれています。
妊娠していることに気づかない方も多い時期ですので、妊娠を計画中の方は、妊娠前から積極的に葉酸を摂取することをおすすめしています。
摂取量としては一日400μgの摂取が必要といわれています。

葉酸は字の通り“葉”に多いビタミンです。
ほうれん草、春菊、アスパラガス、枝豆、アボカドなどに多く含まれていますが、毎日必要な葉酸を食事のみで摂取するのはとても困難です。
そこでその必要な栄養を手軽に摂取できるものとしてサプリメントはとても有効です。
ドラッグストアでも購入することができますし、当院でも購入していただけますのでご希望の方は是非ご相談ください。