随分と間が開いてしまったが、前述のUKのスタートアップでの2ヶ月のインターンの後、ロンドンにてLBSの卒業生が立ち上げ準備をしているワイン会社で1ヶ月、外資コンサルの東京オフィスで2週間、インターンするチャンスを頂いた。
特にワインの会社は日本市場導入のプラン作りが主な仕事でありながらも、立ち上げ段階で色々なことが手探りなため、Product concept、名前、マーケティングプランなど創業者二人とDiscussionする機会も多く、お互いに刺激をし合える関係で非常に満足感の高い経験となった。
コンセプトをベースにFundingし、製品を作り、市場を攻めていこうという姿勢に、「本当に何も無いところからこうやってスタートするものなのだ」、という良い意味での衝撃を受けた。また、自分としてもやはり興味があるのは「文化の香りがするもの」「人の感性に響くもの」であるという想いを強くした。
英国で1年過ごし、英国の「権威」のポジションを取る老獪さ、それをBack upする「伝統」、そしてそれをブランド価値として製品やサービスの価格に転嫁していくMindset、及び納得させるだけの芸(マーケティング)の力に非常に強い印象を受けた。
日本も負けず劣らない伝統や良いブランドイメージはあるので、それをどうブランド価値として価格に転嫁できるか、がこれからの日本企業の課題だと思う。ざっくり言ってしまえば、機能・品質と価格のバランスで売り勝ってきた自動車やエレクトロニクスから、もっとフワフワした感性勝負のような商品に次の大きい海外ブランドを創るチャンスがあると思う。また、日本企業で機能以上に感性に訴えかけて売る商品を扱う業界は国内のシェア争いにリソースを集中し、海外人材をあまり育ててこなかった業界=中小企業が多いFragmentedな業界(化粧品、日用品、服飾、工芸品など)というイメージがあり、自分の経験がEdgeになりそうな可能性を感じる。
上記の考えを軸に、具体的に興味のあるものをもう少し調べようということで、帰国した際は山形の酒蔵を訪問し、地酒の蔵の生産プロセスや酒への愛情・意気込み、現在の業界全体の様子、海外・国内の販売の状況などを聞いて回った。ここにはやはりチャンスが有る気がして、日本酒や焼酎を海外にもっと売っていく方法(国酒指定など、国の支援も最近ありますが、海外でもっともっと売っていくためには販売網やマーケティングスキルが一番肝心と考える)がないかと考えている。
また、夏は親戚の縁で愛媛の今治にも行き、今治タオルのミラノでの展示会のお手伝いを1月にすることが出来そう。東京ではかなり火がついているものの、欧州ではまだまだこれからの日本のブランドが、現地でどう受けとめられるのかを肌で感じる機会としたい。