4/14の測定結果
 体重:89.6kg(前日比:-1.2kg)
 体脂肪率:41%(前日比:±0%)

4/15の測定結果
 体重:89.6kg(前日比:±0kg)
 体脂肪率:41%(前日比:±0%)

 本日分は未計測なので次回にでも。
 土曜日に計ったら、ガクッと体重が下がっていてびっくり。なんか大きめ誤差か?と思ってたら次の日も横ばいで、どうやら落ちた模様。これで3/27に92.6kgだったことを考えると、三週間で3kg落ちたことに……。ま、元が元だからなぁ……。


 前回の続きの前に、今の神経科に通うことになったいきさつを書いてみようと思います。
 うつ病になった経緯は簡単にまとめることは難しいので大幅に省略します。仮に書いたとしても、誰かがそれを読んでもたぶん役に立たないと思われるので……。

 良くも悪くも真面目……というか生真面目というかくそ真面目というか。まぁ、そんな性格が災いしたのだと思います。「こうしよう」「こうあろう」と思う願望や理想と、実際の自分の「できる限界」「出た結果」、そのギャップ辺りが内的要因かと。
 外的要因については、トラウマやら何やらが色々ありすぎて書ききれないので完全省略。

 ともあれ、結婚して二年ちょっとたった頃から、悪夢にうなされるようになりました。うなされて発するうなり声は、徐々に叫び声に変わり、やがて床や自分を殴りつけながら目を覚ます……そんな夜が続くようになりました。
 これじゃ隣で寝ている家内が危険だということで、精神科の受診を受けようと決めました。
 実はそれまでにも、二度ほど精神科に行ったことがあります。一度目は社会人になって間もない頃、職場での人間関係に馴染めずノイローゼ気味になっていたとき、別件で訪れた内科の先生に「それなら一度行ってみた方がいい」と言われて警察病院へ。二度目は勤務先で僕が「虫が苦手だ」と言ったところから何故か社長に怒鳴られる羽目になり、口論の末に「君はキチ●イだ。精神科へ行け!」と言われたことがきっかけで、当時暮らしていた町にあった大学病院へ。この二回はいずれも結婚前のことだったのですが、いずれも先生がろくにこちらの事情を聞こうともせず、とりあえず定番どころの薬を少量処方しておくので、それで様子見ておけ……といった調子で、「大きい病院だと、細かい配慮のきいた診察はしてもらえないんじゃないか」という印象を抱く羽目になりました。
 実際、一日分や三日分の抗うつ剤を服用しても、効果が出るわけもなく、いずれも一回行ったきりで継続して通うことはしませんでした。
 さて病院を探すにしても、どこの病院がいいのかなんて調べようもなかったのですが(当時はまだネット上の情報網も今ほど充分ではなかった)、先に書いた印象が頭の中で強く根付いていたため、以下のような条件で探すことにしました。

●個人で開業していること。
●うつや不眠関係の専門(要は精神科、とこの時は思っていました)にして、他の診療科目(皮膚科とか内科とか)も兼ねているところはパス。
●なるだけ近場。

 一応、これに合致したのが今の病院(正しくはクリニック=診療所ですが、面倒なので病院と今後も表記します)です。もっとも「精神科」と思ってたら「神経科・心療内科」だったわけですが、精神科と神経科の違いもよく分かっていないので別にいいや……と(汗)(しかも、そもそも僕自身が神経科の意味を色々勘違いしていた節がある)


 いつも前置きが長くてすみません。まぁ、そのうち前置きのネタも尽きると思うのでご容赦を……。では、前回の続きです。


 いつもの「どうですか?」に始まり、体調を崩して寝込んでいた(具合がよくなった日に限って休診日。そして別の風邪をもらったりでタイミングが悪かった)ことを話したところ、その間の薬はどうしていたのか、ということを聞かれたので、

える「食事は朝昼まとめてで摂るせいか、朝を飲み忘れることが多いんで、その飲み残しを飲んでました。寝る前の薬も、飲み忘れでギリギリ足りました。(夕食後のみの)パキシルはストックがなかったので飲んでません。リピディルは数日前まで飲み残しがあったんですが、尽きて以降は飲んでません」

 と話したところ、一日三回という前提で処方して、血液検査で血中濃度やら計ってるんだから、そんなんじゃ困るとお叱りの言葉。とは言え、これはごもっとも。その間の状態はどうだったかと聞かれたので、多少の浮き沈みはあったけども特に変化はなかったと思う……といったことを話しつつ、これからは気を付けよう……と思っていると、

Dr.「それだけの期間、パキシルをいきなり抜いても変化がなかったのなら、パキシルは効いてないということだろう。やめましょう」

 とのこと。ついでに、

Dr.「肝機能の数字も悪いので、一日に二食ということですから、それに合わせて薬も減らしていきましょう」

 と、パキシルの他に二~三種の薬が除外されることに。残りの薬も、一日に三回の分を二回に(そのうち、リボトリールは1mgだったのが0.5mgに減量)、朝二錠と昼一錠だったリタリンは朝のみに、夕食後のリピディルは二錠から一錠に、それぞれ減量。
 あまりの豪快な減りっぷりに、「この調子でどんどん減量されていって、しまいには『あんたは薬じゃ治らないからもう来なくていい』とか言われるんじゃなかろうか?」なんて考え出し、そうなったらどうしようか?なんて悩んでいた時、またも事件が。

 今も付き合いのある高専時代の友人が、軽い(?)うつを患ったとのこと。どんな薬を処方されたか聞いてみたところ、トレドミンという聞き慣れない薬の名前がありました。
 気になって薬効について調べてみると、パキシル(SSRI)よりもトレドミン(SNRI)の方が、僕の症状に適合していそうな気がしました。パキシルがセロトニンにのみ作用するのに対し、トレドミンはセロトニンとノルアドレナリンに作用します。このノルアドレナリンへの作用が、僕には必要だと思ったのです。

 次の診察の時、トレドミンはどうでしょうか?と尋ねることにしました。口にはしませんでしたが、もしその提案が通らなければ、事前に調べていた病院へ移るつもりで。

Dr.「じゃあやってみましょうか」

 あっさり通りました。
 これが見事にヒット。いや、ホームランか?
 とにかくあっさりと、薬の効果を実感できたからもうびっくり。これで治ったぜ!とまでは言いませんが(そもそも薬だのみだし)、ネガティブ思考や気分の沈みっぷりが、明らかに低減。正直なところ、体調を崩して寝込んでいた時期とかぶさるように、精神的にもあれこれと滅入る事件が相次いでいて、かなりギリギリの状態だったんです。他人から見ればバカバカしいことかもしれないけど、自分にとってはすごく大きなダメージで、もういやだ、死んでしまいたいとか思うくらいに。「パキシルを抜いても変化無し」というのは、「飲んでいてもいなくても、気分が沈んでいることには違いない」というものだったわけです。
 もっとも、それ以前にパキシルを飲んでいる間も「気分は沈みっぱなしです」なんて言ってても、継続して何年も処方されていたのだから、正直どうなんだそれは?と後になって思いましたが……。

 何はともあれ、自分の症状に合う薬にようやく出会えたわけです。こうなると、よその病院へは易々と移れません。トレドミンが処方されないのであれば、また以前の沈みっぱなし状態へ逆戻りな可能性が高いわけで。

 その後、糖尿病を宣告されて目の前が真っ暗になったわけですが、この時にトレドミンが出ていなかったら、病気を苦にして自殺……だったんじゃないかと思います。
 ちなみに教えてくれた友人にはトレドミンは合わなかったようで、後日別の薬に変更されたとのこと。薬が合うか否かは人それぞれだなぁ、と思いました。


 さて、前回の通院の時に、トレドミンが15mgから25mgに(一日あたりだと30mgから50mg)へ増量されたのですが、これがうまくハマったのか、精神状態はこの二週間でいくらか楽になりました。前回=二週間前の通院の時は、糖尿病の食事療法や運動療法を始めた時期で、「こんなことを毎日続けなきゃいけない身体になってしまった」ということがものすごく苦痛で、マジ泣きしながらウォーキングしたりとかしていました。
 そういったノルマに慣れてしまっただけなのか、あるいは薬のおかげなのか、今も苦痛ではありますが、以前ほどではなくなりました。少なくとも、ウォーキングしなきゃいけない自分がみじめに思えて泣き出す……なんてことはなくなりました(汗)