久宝留理子さんの8年ぶりのワンマンライブを見に、渋谷O-Westに行ってきました。


$音楽ライター・結城伶司のカクシゴト!-1103241


【20th Anniversary 久宝留理子コンサート「元気です!2」 2011.4.21 Shibuya O-West】

 1.コンクリートジャングル
 2.プライド
 3.reduce
 4.プラスティック・マン・ライフ
 5.涙の数だけ
 6.さよなら
 7.blue to blue~青空に祈って~
 8.雨やどり
 9.めまい
 10.熱い熱い夏の日
 11.ストーリーは転がっている
 12.MY LOVE,MY SOUL
 13.Perfect Circle
 14.あの空へ続けDream
 15.薄情
 16.「男」

 EN1.次の夢(with 中西圭三)
 EN2.
 EN3.早くしてよ

 WEN1.泣かずにいられない


 ライブを見るのはこの前のクリスマスライブ以来ですが、そのときに見たのが「love balance」ツアーの旧赤坂BLITZ以来だったので、個人的には13年ぶりのワンマン。しかも今日は彼女の42回目の誕生日であり、デビュー21周年の記念日でもあると。

 バンドメンバーがステージに登場し、「コンクリートジャングル」のイントロの街の雑踏が会場に響き渡ると、一気にテンションはMAX! 1曲歌い終わった後にMCを入れ「1曲歌い終わったらどうにかなるかと思ったら、まだ緊張してる」云々。

 そこから、クリスマスには聴けなかった「プライド」「reduce」を立て続けに披露してくれて。さらに、大沢誉志幸さんからの手紙の朗読とデビュー秘話を交えながらデビュー曲「プラスティック・マン・ライフ」を熱唱。


大沢誉志幸「TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection-」


 「さよなら」では、キーボードと後半からアコギのみのシンプルなアレンジでしっとりと。さらに、阪神大震災のときに地元・神戸を想って作ったという「blue to blue」を、今回の被災地への思いも込めながら歌い上げて。

 中盤からは「雨やどり」「めまい」「Perfect Circle」など、ビクター時代のシングルやアルバムの代表曲を中心に選曲。最初のほうは緊張のせいか若干出づらかった声も、このころには喉もあったまってきて、往年と変わらぬパワフルな歌唱!

 「久宝留理子の好きなところ」をバンドメンバーに一言ずつ言わせるメンバー紹介なんかもありつつ、「薄情」からの「『男』」で本編は大盛況のうちに終了。アンコールでは、スペシャルゲストの中西圭三さんと「次の夢」を、リリース時の『Mステ』以来13年半ぶりにデュエットして。


中西圭三「SINGLES」


 その後、サプライズでクマの形のケーキが登場し、メンバーから「欲しがってたもの」としてプラチナゲルマローラーをプレゼントされるも、「とうとう買っちゃった」っていう話を今日の楽屋でされてメンバー大慌てだったというハプニングもありつつ(笑)。

 Wアンコールでは「泣かずにいられない」を会場で大合唱。ホント、時を経て衰えるどころかますます深みを増して、熱さを増したパフォーマンスの数々で。時計の針を13年前のあのときに戻してくれたような、素敵な2時間半でした。

 今日で42歳でデビュー21周年。明日からは「アーティスト・久宝留理子」として生きた時間の方が、人生で占める割合が多くなっていくわけで。「そろそろ新曲も作らなくちゃね」なんて笑ってらっしゃいましたけど、結婚や子育て、夫の闘病など経験してきた今の彼女が、どんな曲を書くのかすごく興味ある。


YVE「神様、チェリー」


 とりあえず、活動が成り立つようには今後マメに参加して支えて行こうと思いますので。次回ワンマンやるときにはぜひ、「夏はマジック」「ONE」「しょうがない人」「いっそ牢屋で眠りたい」「泣くだけ 泣いたら おやすみ」「夜明け~My Will~」あたりを…(笑)


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