膀胱炎 | この『道』で生きる 

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膀胱炎の概念

 膀胱炎は細菌感染による膀胱の炎症であり、これには急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。
急性膀胱炎は尿道から逆行性に病原菌が進入し、膀胱粘膜に定着して発症する場合が多く、起炎菌としては大腸菌を含め腸管由来のグラム陰性桿菌となっています、正常な膀胱粘膜は細菌に対する感染防御能力は強く、単に細菌が膀胱内に進入しただけでは、なかなか発症しないのですが、長時間排尿を我慢したとき、感冒にかかったとき、疲労などで全身的な感染防御能力が低下したとき、などの場合に発症します、症状は、排尿痛、頻尿、尿混濁が三大症状であり発熱はなく、他の全身症状も軽症のものが多いようです。
慢性膀胱炎は最初から慢性型として発祥するものもありますが、ほとんどは急性膀胱炎より移行してきます、また基礎疾患として、尿路結石、膀胱腫瘍、神経因性膀胱、前立腺肥大、などが発症誘因として挙げられています、慢性膀胱炎の症状は、急性膀胱炎よりも軽いのですが、基礎疾患の症状が加わりますので、むしろ複雑な様相を呈します。



膀胱炎の鍼灸治療

 膀胱炎に対する鍼灸治療は、急性単純性膀胱炎の場合、消炎鎮痛を目的とした背部兪穴と腹部募穴による兪募穴治療と、免疫力増強を目指した全身治療を行います。
慢性膀胱炎に対しては急性治療に加えて、基礎疾患の治療も可能な限り行います。



膀胱炎の予防

 慢性膀胱炎は急性膀胱炎から移行しますし、急性膀胱炎は、疲労、かぜ症候群、排尿我慢、などによって発症しますから、それらを注意することで膀胱炎は予防できます。


膀胱炎に対する鍼灸治療の効果

 膀胱炎に対する鍼灸治療の効果は、体質改善し痛みを抑える治療です。根気強く鍼灸治療を継続する必要がある場合もありますが、慢性の膀胱炎に非常に効果的です。また鍼灸治療をすることによって細菌感染しにくい膀胱を取り戻していきます。


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