三叉神経痛の概念
三叉神経痛は、三叉神経領域のうち主に第2枝と第3枝に激しい疼痛発作を起こすもので、1,2秒の激痛発作が顔の片側に生じ、不快感が数秒続いて突然に症状が消失することが三叉神経痛の特徴です。
三叉神経痛は疼痛を誘発する区域が鼻唇溝口や口腔内粘膜に存在するため、洗面、歯ブラシの使用、会話、咀嚼などによって疼痛発作が誘発されます。
三叉神経痛の症状は徐々に進行して重症例では洗面、ひげ剃り、摂食が困難になることがあります。
三叉神経痛の原因は小血管が三叉神経根部を圧迫して疼痛発作を起こすと考えられていますが、このような異常血管が見出されない場合もあるようです。
三叉神経痛の鍼灸治療
三叉神経痛に対する鍼灸治療は対症治療としてまず疼痛領域を支配している神経根部を治療点とします。
そして経絡としては顔面部に作用する要穴に施術します、また三叉神経痛は随伴症状として頚、肩、肩甲間部に必ず、こりが生じていますのでそれらの治療もあわせて行います。
三叉神経痛の対策
三叉神経痛を誘発する要因が生活に必要なものばかりですので、これらを除外または制限することはできません。
したがって動脈瘤、腫瘍、異常血管による圧迫といった原因がはっきりしている場合は手術による除去も必要ですが、それ以外の場合は鍼灸治療による疼痛緩和及び根治が可能です。
鍼灸指圧Sweep
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