中野通りと新青梅街道の交差点。

その角っこにある中華屋さん

【哲ちゃん】
http://www.hotpepper.jp/A_20700/strJ000142487.html



赤いのれんと、こう言ってはなんだけど油とヤニで汚れた小汚い店内。

剥き出しの蛍光灯には、ハエがブンブンと飛び交っている。

店の片隅に置かれたカラーボックスにはスポーツ紙と雑誌が並べられている。

まさに昭和の香りが滲む、ある意味ごくごく普通のラーメン屋だ。


そこにあるメニューも、本当に普通。

BGMはAMラジオ。


カウンター越しに、大将がキャベツを刻む。

大将の背中越しに煙が立ち昇っている。

いわゆる、くわえタバコだ(笑)


しかし、哲ちゃんでクレームを言う人はいない。

これが大手のファミレスだったらクレームの嵐になることは必至だ。



もちろんこういう中華屋さんの客はほぼ100%男性だ。

テーブルで足を組み、タバコを咥えながら新聞を広げ・・・・・

これぞ街のラーメン屋の正しき姿って感じ。


そう、鼻っから女性客は眼中に無い様子である。


トラックやタクシードライバー、または外回りの営業マンらしき人々で

いつ行っても必ずお客さんが居る。

女性にとっての街中のオアシスがカフェであるなら、

男性のオアシスはこんな感じのラーメン屋なのかもしれない。


何もしないというサービス。

これもサービスの一種なのかもね・・・・・


逆に大手外食チェーンにありがちなのが

取って付けたような笑顔で、

マニュアル通りな接客であれこれ言われても・・・・・

逆にウザイと思ってしまうのはおいらだけ?


そんなおいらが二度と行かないと決めたのが焼肉の○角。

あーしろ、こーしろ、食べ方にうるさい割にオーダーミスがいつもハンパ無い。

頼んだの、頼まないだの、まだ来ないだの・・・・・・

携帯で割引券ゲット出来るからアクセスしてメルアド入力してくれだの、

人が飯食ってる最中に、本当にやかましくて仕方ないのだ。

そして入れ替わり立ち代わり、ひっきり無しに

「こちらの器、下げてもよろしいですか?」って・・・・・・・



「お姉さんゴメンね、ゆっくり食べさせてくれるかな?」

「こっちが呼ぶまでここのテーブルには来なくていいから・・・・」




極め付けには、氷の入った生ビールが出てきた(笑)

当時、まだ彼女だったおよめたまは大爆笑・・・・・・



K   「お姉さんさぁ、生ビールに氷入れろって教わった?」

店員  「あ、、、はい・・・・・・・」

K   「ごめんね、ちょっと店長さん呼んで来てくれるかな?」



1~2分後。



K   「これ見てもらえますか?」

店長  「あー・・申し訳ございません、すぐ作り直します・・・」

K   「ちゃんと従業員教育してる?」

店長  「はい、申し訳ありません・・・・今日入ったばかりなので・・・」

K   「新人がミスするのが予測出来なかったという事ですか?」

店長  「えーー・・・・・まぁ・・・・申し訳ありません・・・」

K   「申し訳無いことないから、申し訳聞かせてくれる?」

店長  「えーー・・申し訳・・・・・あのう・・・・」

K   「あなたじゃお話にならないからもういいです。お会計してもらえる?」




こんなサービスと名の付いた“失礼”を押し付けるのがサービス????





これは10対0の軍配で何もしない哲ちゃんの勝利なのである。