不安だ。



将来が・・・・・





いや、自分の将来だけが不安ってわけではなく、

日本全体の先行きが不安。


ずいぶんと大きな括りで話を始めてしまいましたが、

この先の日本はどーなっちゃうの?

と思っておられる方も少なくはないと思います。



話を日々の生活に向けてみると、

まずおいら達の世代はベビーブーム最後の世代。

本当ならば結婚し、子育てをし、家を持ち、車を持ち・・・・

てな具合で、一番の消費をする世代の“はず”なんですが・・・・


どうやら経済成長の頭打ち感が波及している様子で、

普通の生活の図式さえ描けない同世代が多い事に気付く。


さすがに35才ともなれば結婚をする人も増えてくる。

しかし、家を持ち、車を持ち、子供を2人くらい育てている・・・

なんて生活環境を持ってる人は極めて稀です。



やはりその基盤を築く為には軍資金、すなわち【お金】

が必要になってくるわけで・・・・・


で、現在はお金が無くても1部上場の大企業に勤め、

会社の名前を借りてお金を借り入れられる人とか、

家が裕福で支援を受けられる人ならまだいい。

でも、そんな大企業に勤めてる人とか裕福な家に生まれる人なんて物凄く希少でしょ?


今現在、「普通に働けば普通の生活が送れる」

という過去の古き良き環境とは全く違った時代になったのは

改めておいらが表記しなくても十二分にご理解なされてることと思いますが。


で、おいらが思うことは、

まず、先程も書いたように“普通の生活環境”のレベル自体が

今は格段に下がっているということ。

医療、教育、福祉、治安、

全てをとっても何一つ良くなってるものはありません。

変な話ですが、医療の世界でもモノを言うのは“お金”です。

それは良い医療を受けるのにもお金が必要となっている社会なんですよね。


ちょっと前に散々言われてきた【格差社会】が

今になってかなり現実味を帯び、具現化してきたということですね。


今、昭和の時代と同じような“普通の生活”を送る為には、

一般的な世帯の収入の約1.5倍くらいの収入が無いと正直厳しい。


いつだったか、電卓とエクセルを使って大まかな試算をしてみた時があった。

そしてその数字を見て・・・・・・・

背筋が寒くなって血の気が引いた記憶があります。

「こりゃーマズイぞ・・・・」って。


人々は必ず“将来”という目に見えない“負債”を抱えています。

この先経済情勢や収入がどうなるか分からない・・・・・

いつ健康状態が悪くなるか分からない・・・・・

いつ両親の介護が必要になるか分からない・・・・

年金制度は大丈夫なのだろうか?・・・・・


そのなかなか数字になって現れてこない“負債”を

改めて見詰め直してみてから初めて分かる“危機感”みたいな・・・・


ま、そうなるとおのずと財布の紐は固くなるわけで。

しっかりと緩急を付けたお金の使い方をしてないと正直持たないんですよ。

世の中にはそんな【使いたくとも使えないお金】が溢れているような気がする。


要するに、日本の体内にある血栓を取り除き

血の巡りを良くして健康を維持するにはどうしたら良いのだろうか?

って事を考えると、血栓=不安 なわけであって、

それらを取り除き、無駄を省くという簡単な結論に至りますよね。




例えば、

雇用、年金、教育、医療、福祉・・・・・・・

財源云々の話はありますが、

それらが今よりも少しでも明るい見通しが立ったらどうなるだろう?

あと、付け加えるならば時代に則した法整備かな。



てか、今現在は将来という名の負の資産が大き過ぎ。



はぁー。

何だこの閉塞感にさいなまれた感じ。

コリン星に引っ越すか・・・・・。


Paranoia-paradise★