6月20日、はつか→ハッカで、語呂合わと、北海道の爽やかな6月がハッカそのものであることから「ペパーミントの日」となりました。

 

本日の映画は、

 

「ペパーミント・キャンディ」

 

NHKと韓国の共同制作で、韓国のアカデミー賞こと大鐘賞を数多く受賞。国内外から、高く評価されている・チャンドン監督の2作目です。

 

1999年春から始まり、光州事件のあった1980年まで、主人公キム・ヨンホの人生と韓国の現代史が重なりながら、時間をさかのぼり、物語は進んでいきます。韓国人に深い傷跡として残る光州事件を真摯に描き、また、時間を遡ることで主人公や、韓国人が通り過ぎてきた時間とは?を、観客に問いかける意欲作です。

 

何もかも失った主人公キム・ヨンホが全てを捨てる決意をした時、彼の脳裏に様々な思い出が蘇る。5年前自ら放棄してしまった家庭。15年前、互いに想いを寄せながらも、別れを決意した初恋の人スニムへの愛。選ばなかったことで失ってしまった大切な時間を一つひとつ辿っていく、、、

 

「人生は美しい」「それでも人生は美しい」

自分の生きてきた道をたどる旅の中から、彼が見つけたモノは?