すべてを失った俺に一筋の光。
二度と放さないようにこれからを生きる。しばらくは死ぬより辛い道が待っている。

今から俺は彼女の元へ向かう。


荷物を取りに行くと言うことだが・・・



下道で車を走らせ約3時間ほど。

彼女の家へつく。

家へ着くと中に上げてもらい、今までと変わらぬみんながいる。


話はないと言っていたが、最後のチャンスとして1週間の猶予を与えられる。

その間に俺が変わろうと努力して結果が出れば俺の望む場所に帰れる。

もしも甘えが見えたなら何をしても無駄。二度と会うこともできなくなる。


俺はその条件を飲んだ。


そして期日・・・


俺は無事に定職を見つける。

みんなに極力迷惑のかからないように生活もする。


俺はすべてを捨てて、自分のしたことを反省しここから新しい人生をスタートする。


5月には仕事を辞める。

トラックの運転をあまり好きじゃなかった俺に彼女はこう言った。

「運転手を続けるのならこの家から出て行って。」

今思えば彼女のワガママなんかじゃなく俺への気遣いだった。

あのときの俺は気がついていなかった。



そんなことがあり、俺は甘えから仕事を辞める。

仕事を辞めてからは家庭を乱してばかりだった。

当然ながらみんなからは孤立していく。

今までも何度も味わったのに・・・


彼女との話し合いの末、アルバイトを始める。

彼女の仕事とは全く逆の時間だった・・・

それは彼女のことを全く分かっていない俺がしたこと。彼女を含めみんなに迷惑をかけた。


もう一度話し合いがあり、俺への選択肢は「仕事を変える」「家を出る」だった。

そして俺はなぜか家を出た。

なぜ仕事を探さなかったのかはわからない。なぜつらい方を選んだのか・・・

きっとこんな俺でも必要としていて欲しかったたのだろう。


現実は死ぬより辛かった。


最後の最後まで言葉はきつくとも引き留めていてくれた彼女を手放した。


俺には何もなくなった。